残留塩素測定器 原子力発電所、火力発電所向け 極低濃度残留塩素測定器 RC-5000シリーズ 復水器、放水路等のメンテナンス費用削減 機器トラブルの早期発見 海水汚染の防止・監視に 原子力発電所や火力発電所では、冷却に海水が使われていますが、冷却後、温度の高い海水により貝類等が配管等に大量発生し、トラブルやメンテナンスコスト増大の原因となっていました。 そこで、貝類等の付着、成長を抑制するため、電解装置を使用し冷却用海水に塩素を注入する方法が効果的です。 しかし、塩素注入した冷却水を海に戻すと濃度によって生態系に影響を与える可能性があるため、残留塩素濃度の連続監視が必要となります。 極低濃度域の計測が可能になったことで、精度の高い塩素注入や機器トラブル等の早期発見が可能となり、海水汚染の防止・監視にも役立ちます。 特徴 RC-5000シリーズの極低濃度残留塩素計は独自に開発した特殊電極と3洗浄方式(物理的、科学的、電気的洗浄)および完全自動ゼロ調整を行うことで、安定した極低濃度域(0~100ppb)の計測を実現しました。また、運転・メンテナンスは操作の案内が表示されるタッチパネルを採用していますので操作が容易です。本機器はppbオーダの測定器として20年以上の運用実績があり、安心してご使用いただけます。 標準仕様 測定対象 海水中の残留塩素 測定範囲 0~100ppb(0.1mg/L) 測定精度 再現性 ±2ppb(電極単体にて) 直線性 ±5ppb(電極単体にて) 測定原理 高感度遊離塩素選択性ガルバニ電極方式 測定間隔 連続測定(校正時、電極洗浄時を除く) 電源 AC100V±15V